著述家の菅野完さんが、日経新聞12月26日の「大機小機」の話をされていました。

神戸新聞しか購読していないので、図書館に行ってこの日経新聞「大機小機」を何度も読み返してきました。主な内容は、

・円安の根本原因は日本経済の構造的な弱さにある。

・主要7か国のGDPにおいて、過去10年間、日本は、名目経済成長率だけでなく実質経済成長率も最下位である。

・経済が伸びない国の通貨は買われない。

・海外投資家だけでなく、日本企業や日本人が日本を事実上「見捨てている」と。

・静かなる海外への資産逃避が進んでいるのが今の日本の姿と見る。

・日本の内側から円安圧力が強まっている。

・インフレの助長につながる拡張的な財政政策を続けたり、日銀が財政への悪影響を懸念して金利を抑え気味にする金融政策を取ったりすれば、円への不安を通じて本格的な資産逃避つながる恐れがある。

☆ この「大機小機」を読んでいて、前総理の石破さんを首相の座から退陣させたことが、日本衰退へ道だったのではとの思いが、頭の中を過りました。石破前首相は、財政規律に重きを置かれた首相です。