横浜地方裁判所は今月16日、被告の責任能力を認め「19人もの命を奪った結果は、ほかの事例と比較できないほどはなはだしく重大だ」として検察の求刑どおり死刑を言い渡しました。
被告の弁護士は判決を不服として今月27日に東京高等裁判所に控訴していましたが、裁判所によりますと30日、植松被告本人が控訴を取り下げたということです。
植松被告個人の問題として死刑をもって終わりにするのではなく、どのような背景で植松被告が生み出されたのか。この殺人事件を植松被告個人の問題として終わってはいけないと思う。第2次世界大戦でナチスが犯した人道に対する犯罪を再び起こさせないためにも。