6月だったか、姫路に連れ合いと映画『焼肉ドラゴン』を見に行った。
『焼肉ドラゴン』は、時代背景は1970年前後、当時の在日コリアンの生活を題材にした映画だった。
当初私は、井筒監督の『パッチギ』をイメージしていたが、『パッチギ』の映像から沸き立つ在日コリアンのパワフルなイメージの映画ではなかった。
時代背景が違っていたのかもしれません。
大阪万博、高度経済成長の日本の中、その片隅で、喘ぎながら更に日本社会に充満する偏見の中で苦悩しながら生活する在日コリアンの姿が映し出された映画だった。
夜、夕食後の映画鑑賞も悪くはないと感じた。